lowhigh物のゲーム見聞録

主にギャルゲー、エロゲ―の感想を語るウェブログです。既プレイ向けの考察を行っているため、未プレイの方は読む記事に注意してください。

ノラと皇女と野良猫ハート 明日原ユウキルート 感想 考察2

※注意 以降、ネタバレ要素を含みますので未プレイの方はご注意ください。

 

 

 

 

↓前回の記事

low-high-obj.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

ヒロインのレビューは前に引き続き

  1. 共通ルートを通して
  2. 物語中盤
  3. 物語後半
  4. 物語結末

の流れで進めていこうかと思います。

 

 

 

 

1.共通ルートを通して

 

明日原ちゃんは共通ルートではあまり中身が見えにくいキャラクターです。

 

主人公とは仲良く、親しく接してくれるところはありますが、

本当の気持ちを語るところはあまりありません。

 

 

しかし、明日原ちゃんの抱えているものが少し垣間見えるシーンがあります。

 

それはバイト終わりに不良に絡まれる場面です。

 

合コンの頭数として参加していた明日原ちゃんに一人の男が執着し、

ずっと連絡をとっていることに対して怒ったその男の彼女が因縁を吹っかけてきます。

 

明日原ちゃんは太陽のような明るく優しい性格をもっているのですが、

それは彼女にとっては悪いことも呼び込むようです。

 

彼女は非常に優しく、明るいのですが

何よりもノリが軽いので

様々なトラブルを呼び込んでしまうようですね。

 

もう少しいうと、人の悪意が集まってしまうのかもしれません。

 

 

また、本心を語るのが少ないと言いましたが、

共通ルートでもすこしだけその気持ちを話すシーンもあります。

 

それはパトリシアに「ノラの家」について語るところです。

 

前回の記事にもかいたことですが、

明日原ちゃんは一年遅れて高校に入ってきた過去があります。

 

その高校に入るように言ったのが主人公のノラでした。

 

明日原ちゃんはその目標にたどり着くまではずっとふらふらして

無気力な日々を過ごしていました。

 

そんな彼女のために主人公や主人公の周りの人間が勉強を教えていたようです。

 

普段は軽く接している明日原ちゃんですが、

あの時みんなが声をかけてくれなかったら・・・と

 

あの場所や人間たちに対しては強い思い入れがあるように思えます。

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2.物語中盤

明日原ちゃんのバイト先であるところの猫喫茶の猫たちが病気で治療中のため、

猫になることのできるノラは明日原ちゃんには内緒で、

猫としてバイトのお手伝いをすることになります。

 

それによりあまり自分の気持ちを語らない明日原ちゃんの色々な思いを知ることになります。

 

「ここに写ってる人はね、アタシの大嫌いな人」

「あたしがやろうとしてること、やれやれっていうから、さいっこうにムカついてた」

「でも知らないうちにさ、待ち受けにしちゃうくらいになっちゃって」

「やめらんないんだー」

「でもね、片想い。この人はアタシのことそうでもないから」

 

実はこの子は最初からノラのことが好きだったようです。

しかし、ノラ自身が自分のことを恋愛感情にみていないことも理解しているようです。

 

また、バイトから明日原ちゃんのことをより深く知っていき、

ノラは明日原ちゃんに対して色々な思いを寄せるようになります。

 

 

そんなある日、

猫になっているノラに対して明日原ちゃんがノラへの想いを少し語ります。

どうして明日原ちゃんがノラのことを好きになったのか、

どんなところが好きなのか、

今の気持ちを、語ります。

 

ノラが猫になっているとも知らない明日原ちゃんですが、

場所が思い出の公園であり、ストーリー上色々と思うところがあったのでしょう。

 

話終えた後に猫になったノラにお店を手伝ってくれたことのご褒美としてキスをします。

 

ノラが人間と猫に変身するためのキーはキスであるため

その魔法は解けてノラは人間の姿に戻ります。

 

これで明日原ちゃんにもノラの秘密が共有されることになります。

 

それと同時に今まで独り言で言っていたつもりの話が

ノラに話していたということにもなります。

 

そんな一連の流れを通して、ノラは明日原ちゃんに交際を申し込むことになります。

 

そんなノラに対して明日原ちゃんは

「いやー、そっかー」

「モテんなー、アタシ」

「はい、結果はっぴょーーーー」

「じゃん!」

「つつしんでー!お断りしもうすー!」

 

いや・・・まあ当たり前ですよね・・・

 

自分がノラのことを好きだと無意識的に伝わっていて、

それがなければ今まで通りの関係でいたはずで、

それを知ったからこそ、明日原ちゃんのことを色々知ってしまったからこそ

今こうしてノラが告白しているわけですから、

純粋にノラが明日原ちゃんのことを好きと思うには至らないでしょう。

 

同情している」と思われるのが自然だと思います。

 

 

 

 

 

ここまでが明日原ちゃんルートの中盤までを通しての感想でした。

もはやそこまで感想という感想ですら述べていないのですが、

シナリオから後につながって明らかになっていくので

現時点ではあまりしゃべることがすくないんですよね・・・

 

しかしこの明日原ちゃんのルートは感情表現が豊かで伝わりやすく、

シナリオ自体がすごく面白いルートです。

 

パトリシアのルートは今までにない奇抜なシナリオ展開がメインでしたが、

それとは対照的に明日原ちゃんは人間らしい感情的な部分がメインとなっています。

 

 

これからノラの感情がどう動いていくのか、

そして明日原ちゃんの気持ちもどう変わっていくのか

 

そのようなところを期待してプレイしていた記憶があります。

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